こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

2022-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスの贈りもの

忘れられない、印象に残ったクリスマスプレゼントはありますか? 私の子どもの頃のクリスマスプレゼントの思い出です。 私は近所の教会が運営している幼稚園に通っていました。 教会ですから、クリスマスにむけての色々な取り組みや飾りを作ったりお話を聞い…

朝顔の師走

たぶん本当に今年最後の朝顔のお話です。 師走になっても土に近い一角でまだ数枚の葉っぱが元気に陽を浴びていました。 他はもう茶色く枯れてカサカサです。 5月に種を植えてから発芽して可愛い双葉を出して、そこからぐーんと本葉に脱皮してずっとこの朝顔…

花束をいただいて

先日友人のイベントをお手伝いしたら、思いがけず花束をいただきました。 やはりこころも花に応答するように華やぎますね。 こんなに色とりどりに様々な咲き方があって、ほんとうに不思議です。 今命を外に向けて大きく開いている盛りのときに立ち合っている…

朝顔の11月

今季もう朝顔のことは書かないだろうな… と思っていたらそうではありませんでした! 11月の朝顔はほとんど茶色く枯れたツルや種でできているふうですが、 よくよく見ると、地面にほど近いあたりに冒頭の写真のように、数枚の元気な葉っぱがありました。 で、…

アマビエ様と世間…『世間学会』に寄せて•••『世間ぐるぐる』第22話

最近あまりニュースにならないアマビエ様ですが、ふつうにあちこちで見かけますのですっかり市民権を得たともいえますね。 今回の世間ぐるぐるマンガは、2022年11月12日に東京池袋で開催された世間学会に合わせて描きました。 こちらのリンクから4ページ全部…

オンブバッタの秋

たぶんオンブバッタだと思うんだけどなあ… 11月にまだいるんですね。(南関東です) 庭のジャガイモの葉っぱでここ数日ボーッと滞在しています。 体が大きいのでたぶんメスかな。 しっぽの方がだいぶボロくなってきていますね。 卵を産むときにどこかに引っ掛…

朝顔の多忙な10月

10月の朝顔ってどうしてると思いますか? この画像は10月半ば頃のものなので少し前なんだけれども… 小学生の頃なんて夏休みの観察が終わればもう朝顔のことなんて意識から遠のいて、種を取る頃に少し思い出すくらい。 今年本当に久しぶりに植えてみて、発芽…

香るキンモクセイとの出会い

キンモクセイの香りに出会ったのは… 私はたぶん、実家のシャンプーか石けん。 そして「キンモクセイ」という言葉には、「金木犀」という美しい字面と共に主に本…詩や文章で触れていたのだと思います。 その香りと言葉は北海道の実家に住んでいた若い頃、私の…

アマビエ様のご利益•••4コマ『アマビエ様といっしょ!』14

アマビエ様も娑婆の滞在が長びいておられるので、さまざまな経験をされていることと思います。 以前展覧会で、江戸期などに民衆の間に出回った瓦版を観たときに、 カミサマに人々が一斉に、勝手な願いごとを浴びせて、カミサマが複雑なお顔をしている図があ…

暁の海…朝の小さな嬉しさ

あっ、今日はななつ咲いてるね。 朝新聞を取りに行く時、幾分秋の気配が感じられるとはいえ、今日も蒸し暑いだろうな、と予感する空気の日もまだ多いこのあたりの気候です。 そんな思いを少し中和してくれるのが朝顔の青紫。 子供たちが小学生のころ、宿題で…

夏の巣立ち 春の巣立ち

朝、新聞を取りに出ると、羽化しています。 夜明けに出てくるのでしょうか。 うちの鉢植えのハーブ、ヘンルーダはミカン科なのでもれなくアゲハの幼虫が育ちます。 だいたいは鳥に食べられてしまうのですが、幾匹かを虫かごに保護して、羽化させ放すのを楽し…

夏はひまわり…アジサイもね。

先日北海道に帰省したら夏らしくひまわりがあちこちで咲いていました。 住んでいた頃は特に意識していなかったのですが、アジサイもまだまだ夏にも咲き誇っていることに改めて気づきました。 今住んでいる南関東では、夏の盛りになるとアジサイはあまりの暑…

しみじみ手を眺めて描いて

私の、指5本。 一本一本微妙に違ったふうに付いていて 方向も曲がりかたも長さも違う。 指ってどうしてこういう感じにできているんだろう。 心がざわざわする時は、人が作ったものでないものを描くことにしています。 そうすると少し波が鎮まるような気がす…

エンダイブという響き

エンダイブ、という名前が何か力強く印象的で気に入って植えていました。 キク科でチコリの仲間だそうで、ちょっと苦くてアクセントになっておいしいです。 春先から数ヶ月、毎日のようにサラダに入れて重宝していたエンダイブ。 若い葉を収穫してせっせと食…

『アマビエ様の才能』•••4コマ『アマビエ様といっしょ!』13

デルタだ、オミクロンだ、BA.5だと手を変え品を変え居座る新型コロナですが、アマビエ様もこれは長期戦だと腹を括っておられることでしょう。 コロナに加えて最近は様々な生活不安が加わる娑婆のようすに、カミサマなりに?ハラハラとし、力を貸してくださ…

世間マンガ『コロナはまだ続くよ?』…世間学会に寄せて

マンガをなるべく載っけていこう•••と思いつつも最近は園芸初心者のつぶやきブログになっていました。 今回は漫画でいきますよ! 上にあるマンガは『世間ぐるぐる』シリーズの 21話の1ページ目です。 内容は大まかにいうと、ここ数年コロナ禍で故郷の母とな…

知っているようで知らなかった朝顔

ひょっとして、そんなこと皆とっくに知っていて、見落としていたのは私くらいなのかもしれませんが… 朝顔の芽が出て最初に開く双葉と、本葉の形が違うって、私はっきりと意識したことなかったのです。 私自身子供のころ宿題で朝顔を育てましたし、子供たちが…

巡る色…赤い花のバトン

今年はシクラメンが終わるのが早かったような気がする… 年によっては6月一杯ずっと咲いていることもあるし、こういうのってどういう加減なんでしょう。 ちょっと前までこんなふうに鮮やかに庭を盛り上げてくれていたのに、ほんの少しの間にはらはらと終わっ…

「太ぬうの」って何?•••長年の謎

10年にいっぺんくらいかなぁ… 「太ぬうの、って何だったんだろう?」 という長年の疑問が浮かび上がるのです。 「太ぬうの」とは国語の教科書に載っていた戯曲『夕鶴』の中で子供達が歌う、 爺やんに着せる太ぬうの 婆やんに着せる太ぬうの という一節のこと…

蝶々の旅立ち•••命の一巡り

この連休に、我が家の冬越えのアゲハのさなぎが3頭、次々と羽化して飛び立って行きました。 昨年の夏の終わりに幼虫を虫かごに保護してさなぎになったものです。 さなぎになった順番をきちょうめんに守って巣立ちました。 うちのミカン科のヘンルーダの鉢植…

庭で編まれる物語は

うちの花壇のフリージアが良い香りを放っているので顔を近づけたら、水滴がいい感じでした。 この猫の額ほどの庭でも、毎日いろんな美しいことや興味ひかれることが無数におきているのでしょうが、目にできるのはほんとうにちょっぴりだけ。ほとんど気づかな…

春と花と免許の書き換え•••5年分の年輪にドキッ

春の黄色な花は、冬を抜けて徐々に暮らしのテンションをあげてまた暑い暑いと言いながら過ごす季節に移る先触れのようです。 先日免許の書き換えに行きました。 誕生日が春なので免許の書き換えに行く時は何がしか春の花が咲き誇っています。 今回免許センタ…

ツルニチニチソウがこの春最強?

今年はツルニチニチソウがびっしり花をつけています。ひとつひとつは小さめですが、いつもより数が多い。 遡ると去年もツルニチニチソウの記事を書いています。2月だったんだ! 大きめなのが、ポツ、ポツと咲いたような気がします。 今年はそんなに早くから…

『世間の学 2022VOL.6』に掲載されました

「世間学会」の学会誌に私のエッセイマンガ、『世間ぐるぐる』シリーズの、第18、19、20話が掲載されました。 コロナ禍で実家に帰省しづらいことなどのあれこれをテーマに描いています。 『世間ぐるぐる』は、年に2回の世間学会に合わせて会場に印刷して持参…

今年なりの水仙•••春分に思う

あれ、今年は水仙小さい? 全体的に細っこいし、花の割合が少ない。 でもずいぶん面積を広げてたくさん葉っぱが出て順調に伸びていたんだけど。さぞかしたくさんの開花を見るだろうねと思ったんだけど。 たぶんもっとポイントを押さえて手をかける必要があっ…

この種イモがあれば!.....『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』を思いつつ袋栽培

庭にジャガイモを植え付けました。 これが種イモ。 買ってきた野菜用の土の袋に種イモを直接植える方法で行いました。 土2袋にそれぞれ種イモ一個ずつ。 残りがもったいないですが、残った種イモは食べるな、と注意書きがあります。…どうしてかな。 種イモ一…

アマビエチャンネル•••アマビエ4コマ12

一向にコロナ禍の収束する兆しが見えない中、アマビエ様も、これはいよいよ長期戦、まだしばらく竜宮城帰還はおあずけ、と腰を据えられたのではないかと思います。 お帰りになれない日々、アマビエ様は何をなさっているのだろう、と妄想して4コマにしました…

はい敬礼!•••トマトのヘタの薬効は?

人は壁のシミにも目鼻を関連付けて、人の顔として認識する傾向があるみたいですね。 ところで星型は人の全身を連想しませんか? この冒頭のトマト、ヘタが敬礼している人に見えてしょうがなく一枚撮りました。 まあヘタの見え方の話はさておき、 前回の記事…

うたう伊予柑

なんだか律儀に5つに分かれてちょっとおどけているように先っちょがはねてて、かわいいなあと。 膝に伊予柑を乗せてさあ食べようか、という時に、割烹着のぶどう色と伊予柑のオレンジが華やかで良いなと一枚撮ったところ、 ポチッとしたヘタの緑色に目がい…

大雪に打たれて

先日は南関東も何年かぶりに10センチの積雪でビオラもぐんにゃりしてしまいました。 私は北海道の出身ですから、「こんな雪なんでもないでしょう。」と言われたりしますが、 いえいえ、この辺りの10センチは大変な大雪です。 よくニュースで慣れない雪道で転…