アマビエ様も娑婆の滞在が長びいておられるので、さまざまな経験をされていることと思います。
以前展覧会で、江戸期などに民衆の間に出回った瓦版を観たときに、
カミサマに人々が一斉に、勝手な願いごとを浴びせて、カミサマが複雑なお顔をしている図がありました。
人々の煩悩からくるお願いは江戸時代からあまり変わっていないんだな、と感心したのでした。
広まる過程で尾ひれが付くのか、カミサマは山ほど効能をかかえてしまいがちのようです。
この4コマは前回の作品『アマビエ様の才能』と対になっています。よろしければ合わせてご覧ください。