こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

大雪に打たれて

 

f:id:raspberrychoco:20220108180859j:image

先日は南関東も何年かぶりに10センチの積雪でビオラもぐんにゃりしてしまいました。

 

私は北海道の出身ですから、「こんな雪なんでもないでしょう。」と言われたりしますが、

 

いえいえ、この辺りの10センチは大変な大雪です。

 

よくニュースで慣れない雪道で転ぶ人が映されますね。確かに靴も違うし体重のかけ方にもコツがあり、難しいことだと思います。

 

実際わたし自身がこちらに移り住んで積雪で特に難儀することは、大きい道の雪が解けてしまった後にもずいぶん長い間凍ったままになる細い道がたくさんあることです。

 

除雪することを計算して道をつくる雪国には無いような幅4〜6メートル位の細い道が、大きい道から一本住宅街に入るとよくあります。

 

そのような細い道には、北側の建物の陰で一日中陽のささない場所があり、雪がある程度積もり朝晩の気温が低い日が続くとけっこう長くツルツルに凍った状態になります。

 

主たる道路が通常通りになり、生活の流れもいつも通りになると、人々はそれぞれ徒歩、車、自転車で、通勤や子供の送り迎え、買い物などのため動き出すのですが、

 

例の凍ったままの道があちこちで地雷のように出現します。

 

もちろん予測を立てて避けようとしますが、意外なところが凍っていてうろたえます。

 

一度車で子供を迎えにいく途中、凍った坂道で立ち往生し、助けを求めて3人で押してもらいなんとか脱出したことがあります。怖かったです。

 

雪国は、街の造りも人がしている備えも雪が積もることを前提にしていますから、そうでない街と比べることはできません。雪に慣れていてもこの辺りの10センチはほんとうに脅威です。

 

雪が滅多に積もることがないのを前提に毎年冬にはビオラを植えていますが、何年かにいっぺん、こんな目にあってへたってしまい可哀想なことです。

 

それでも数日日に当たってすっかり元気を取り戻しました。

 

f:id:raspberrychoco:20220110110751j:image

晩秋に植えた玉ねぎは、雪が降っても元気なようです。