こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

こころのこと

AIで桜祭りの画像を生成してみる……こころを持たない絵

私の住む地域は今桜が盛りです。 この週末久しぶりの桜イベントが開催された所も多かったのではないでしょうか。 我が町も3年ぶりに桜祭りが催され、雨模様のなか満開の桜の気に包まれ歩きました。 そして性懲りも無く最近ハマっているオモチャ、AI画像生成…

箸が転げてもおかしくなりたい

なんだってあんなにしょっちゅう笑いの発作に襲われてたのか? 小学校高学年辺りから中学にかけてくらい。 何に笑ってただろう、私は。教科書の、歴史的人物の肖像画とか写真を変な顔に落書きしたり、書き足して無理やり先生に似せたりし、隣りの人にこっそ…

引きこもってもいいんだなぁ。。。?…ステイホームへの思い

「お家に居ましょう。」と大っぴらに推奨されたのって、産前産後を例外として、はじめてかもしれない。 元々、本を読んだり、手仕事をしたりという、家であれこれすることが好きだったし、選んだ「漫画家」という方向も、家に篭りがちになる道筋だと思います…

水仙画像で遊ぶ

何とか水仙が今年も咲いて、よかった。 去年、花壇でセージが広がりすぎて、連れ合いに草抜きついでに減らしてもらったのですが、彼は隣接して埋まっていた水仙の球根の場所もうっかり掘り返してしまったのです。 何とか埋め戻しましたが、内心もうダメかも…

アマビエ様に祈るこころ

アマビエ様の特徴を自分なりに覚えたので、何となくまた描きました。 アマビエ様は、江戸時代、肥後の国の海で、「疫病の流行ることがあれば私の姿を描いて皆に見せなさい。」と出現した、疫病から人々を守る神様だそうです。 どのくらいアマビエ様のイメー…

ハマスホイを観て浮かんだイメージ

じんわりと光の滲んだ、暑くも寒くもない、フラットな記憶の場所。 何気なく塗り重ねていつのまにかできていた、心の空間の響像。 東京都美術館で開催されている、『ハマスホイとデンマークの画家 』を観たあと、心に滲んできたイメージをメモしたのが、冒頭…

クヌート王子覚醒?....『ヴィンランド・サガ』

アニメ『ヴィンランド・サガ』のキャラ達の運命が気になって、観続けているのですが、主人公と対になっているような、クヌート王子もまたハラハラさせる奴です。 少し内容に触れます。知りたくない方は回れ右でお願いします。 王子のどんな所がハラハラか、…

ヴィンランド・サガ.....父上!

『ヴィンランド・サガ』のことちょっと。ネタバレしないつもりですが、全く情報入れたくない人は注意してください。 主人公トルフィンは、復讐に燃えがちなので、だいたいこんなふうに短剣を構えている気がして、そのように描いてみました。仇のほうは妙に余…

こころてくてく、のこころは何…アイビスペイントで作成

こころって何でしょうか? …とこのブログを始めた頃書いたことがあります。 少なくとも、私はどういう意味合いでこころと言っているんだろうか。題名に持ってきている以上少しは考えた方がいいように思うようになったのです。 今考えられる精一杯は、今まで…

さよならミニスカート

私がりぼんを現役で読んでいた頃、それこそ大昔のことですが、りぼんってちょっと深いテーマのマンガも載ってるんだよねー、って思いながら読んでた記憶があります。 ほんと、りぼんのコミックスを買ったのは何年ぶりだろうか。ン十年ぶりレベルかもしれませ…

東北の風 北海道の風

先月岩手に行きました。 宮沢賢治の東北砕石工場での足跡などを記念した『石と賢治のミュージアム』を訪れました。 https://www.city.ichinoseki.iwate.jp/index.cfm/6,21145,149,html 鹿踊りの装束も展示されています。 賢治が、 「 海だべがど おら おもた…

アゲハのこない秋

うちのちいさな庭にはヘンルーダというミカン科のハーブがあります。時期になるとアゲハが卵を産みにきて、幼虫の成長を見るのが日課のひとつになっておりました。 丁度昨年の今頃もさなぎの羽化を楽しみに観察する毎日だったのです。 今年、8月に旅行をする…

宮沢賢治 保阪嘉内との銀河の誓い……合唱『COSMOS 』

「僕たちの心は、願いは、ひとつだ。」 『銀河鉄道の夜』でジョバンニは親友カンパネルラと自分の関係をそのように思いたかったのでしょうか。 こんな2人のテーマソング、というか、バックミュージックとしていつも思い浮かべるのが、中学などの合唱コンクー…

初幼虫のその後…虫のこころ

今年初めてのアゲハの幼虫、ほんの小指の先みたいな写真を載せてから20日ほどでこのような展開に。 初物の羽化を無事見届けることができました。この間後続の幼虫たちは次々と鳥にやられて何とかもう1匹だけさなぎに漕ぎつけています。鳥も程良く太るのを日…

安室のきもち

いや〜とっても難しかった。 すごく微妙なバランスで魅力が成り立っている絵なんだなと感じた。これが精いっぱい、ってなんだか肩幅変〜! やっきになってて出来るまで気付けなかった。 先日、ウェブマガジン『MIZUTAMA』をつくっている仲間たちと名探偵コナ…

5月のマンダラ塗り絵

塗り終わって離れて観て、ああやっぱり黄色とピンクが好きなんだな、という感想。5月の、と銘打ちましたがこれが生まれて初めてのマンダラ塗り絵です。 今Eテレで「マンダラと生きる」という番組を放映していますが、その講座本の末尾にマンダラ塗り絵が付録…

ジュウシマツの南極… おそ松さんアニメ終了記念

最近雪国の実家に帰っていたので、雪景色で描いてみました。ここ数日でかなり溶けたと思われますが。 若気の至りで南極までたどり着きそうなのは、ジュウシマツかなと思い、このようなイメージに。でも実際の南極観測隊は各分野の超有能な人材が派遣されるよ…

おそ松さん…ジュウシマツのクリスマス

raspberrychoco.hatenablog.com raspberrychoco.hatenablog.com 私は黄色を画面に広く塗ると、明るく冴えた気持ちになる。ジュウシマツは黄色を塗れる、という点でも気に入っている。サンタの服なら余計にたっぷり塗れるではないか、ということで描いてみま…

こころのぶらんこ…道元さんの「全機現」

私は仏教にも道元にも全く素人であるのですが、正法眼蔵の「全機現」という言葉に、何となく自分なりの理解を持てるのではないか、と思い、このことの周辺をうろうろしています。 私は絵を…人や風景など事物を描くときの肝は、あらわれている形を描くという…

心のオランダ、心の画家

唐突ですが、いまヨーロッパを旅行中です。オランダを中心に、乗り換えの関係でドイツを少し。一週間程度の駆け足旅です。 どうしてオランダを選んだの?と聞かれれば、フランス・ハルスという17世紀の画家が好きだから。彼をはじめとしてその周辺の、世俗画…