こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

ヨゲンノトリとペストの防護服

アマビエ様に続く疫病の守護者シリーズ?として今話題らしい「ヨゲンノトリ」を見て、17世紀のペストに立ち向かう医者の防護服姿を思い起こしたので並べて描いてみました。 ヨゲンノトリは江戸時代石川県に現れ、疫病(コレラ?)の流行を予言し、「私の姿を朝…

いちめんのフリージア

いちめんのなのはな いちめんのなのはな って詩でもないけれど、今年はフリージアがなんでかどっさり咲いたのです。 うちの花壇では、毎年そうたくさんではないけど、律儀にちゃんと春を彩ってくれるいいやつなんですが、去年からの高温がフリージアには心地…

思いがけないチューリップ

今年の春、うちの花壇やプランターに、チューリップは咲かない予定でした。 それが、我が家の花壇史?最高といってもいいような、堂々たるチューリップが一輪花開いたのです。 私は、「咲き終わったチューリップの球根を育てて、次の春に咲かせる」ことを何…

福を呼ぶ文房具

先月、まだそこまで切迫した雰囲気ではなかったころ、ホワイトデーに合わせたのかな? 高野のフルーツチョコレートがデザインされた文房具が、店頭にディスプレイされていました。 ポケットが5つもあるクリアファイル、そしてRollbahn とのコラボのノート、…

銀河鉄道のアマビエ

アマビエ様のイメージは、海に面したところでかたち作られたのかな、と思います。 アマビエ様は、江戸時代に肥後国に出現したと伝えられる、疫病から人々を守る神様です。 水かきやウロコなど、海に棲むものを連想しますし、突き出たくちばしは、カモメのよ…

水仙画像で遊ぶ

何とか水仙が今年も咲いて、よかった。 去年、花壇でセージが広がりすぎて、連れ合いに草抜きついでに減らしてもらったのですが、彼は隣接して埋まっていた水仙の球根の場所もうっかり掘り返してしまったのです。 何とか埋め戻しましたが、内心もうダメかも…

アマビエ様に祈るこころ

アマビエ様の特徴を自分なりに覚えたので、何となくまた描きました。 アマビエ様は、江戸時代、肥後の国の海で、「疫病の流行ることがあれば私の姿を描いて皆に見せなさい。」と出現した、疫病から人々を守る神様だそうです。 どのくらいアマビエ様のイメー…

アマビエ様で疫病祓い

アマビエ様という疫病から人々を守る神様が伝えられているんですね。この神様は、江戸時代、肥後国( 熊本) に現れて、「疫病の流行ることがあれば、私の姿を描いて人々に見せなさい。」とおっしゃったとか。 いろんな人がそれぞれの絵柄でネット上にアップし…

コミケに落ちました……複雑なきもちで苺ジャム作り

私の参加しているサークル『MIZUTAMA』は、コミックマーケット98( 5月2〜5日) に落選したと通知がありました。 今回のコミケは、受かっても落ちても、世の中の状勢により、いつもとは違う複雑な思いで受け止めた方が多かったのではと推察しています。 描き手…

2年目のシクラメン…IbisPaint で素材遊び

ガーデンシクラメンもちゃんと手をかけると、次の年も咲いてくれるらしい、のだけど、私の雑な手入れではいつもひと季節で終わってしまいます。 それが今年は、ふた季節目を花開かせた株がひとつ。うれしい。記念写真を一枚。 ちょうど、ネガ寄りニュース記…

ibisPaintで素材遊び

ひとりでお茶しているときなど、ふっと気持ちを形にしたくなることがあります。 大きな河原の土手に座っているなら、そのへんの石ころをぽんと放り投げて波紋をつくるような。 そんなとき、ペイントソフトで遊んでみたりします。iPhoneで、なるべく手軽にで…

ハマスホイを観て浮かんだイメージ

じんわりと光の滲んだ、暑くも寒くもない、フラットな記憶の場所。 何気なく塗り重ねていつのまにかできていた、心の空間の響像。 東京都美術館で開催されている、『ハマスホイとデンマークの画家 』を観たあと、心に滲んできたイメージをメモしたのが、冒頭…

新年のアニメ…『オトナの一休さん』

新春特番をいくつか録画してあった中に、Eテレのアニメ、『オトナの一休さん』というのがありました。やー、面白かったです。バカボンのパパを寺に放り込んだらこんな感じでしょうか。 きっちり組織の道を歩んだ、兄弟子との確執が特に面白いです。もっとも…

コミックマーケット97…30日(月)南館マ−09b

明日12月30日(月)、コミックマーケット97にサークル参加します。サークル名『MIZUTAMA』です。 今回新刊『賢治と女子』を出します。宮沢賢治と女性たちのエピソードを描く新シリーズです。 賢治のことを色々調べていくと、何かこう、どうしてこうなっちまう…

クヌート王子覚醒?....『ヴィンランド・サガ』

アニメ『ヴィンランド・サガ』のキャラ達の運命が気になって、観続けているのですが、主人公と対になっているような、クヌート王子もまたハラハラさせる奴です。 少し内容に触れます。知りたくない方は回れ右でお願いします。 王子のどんな所がハラハラか、…

ヴィンランド・サガ.....父上!

『ヴィンランド・サガ』のことちょっと。ネタバレしないつもりですが、全く情報入れたくない人は注意してください。 主人公トルフィンは、復讐に燃えがちなので、だいたいこんなふうに短剣を構えている気がして、そのように描いてみました。仇のほうは妙に余…

世間学会によせて…義父の法事の磁力

自分が普段優先している事が、法事とぶつかり、仕方なく法事を選ぶ。「法事なの、義父の。」と言うと聞いてる相手も、「そうなの、大変ね、」で通ってしまう。でもどうして法事を選ぶんだろう? って自問したらあまりはっきりと答えが出ない。 そもそも、「 …

どうして、賢治を描くの?

それは、わからないから。 賢治の創作の勢い、意欲は私の憧れです。 膨大な作品世界。多作さ。 キラキラした、しっとりとほの暗い、 真似のできない世界、 それなのに 人生を…友情も、作品世界も、健康も 担保にして、理想の世界観に 真っ逆さまに突き進んで…

どこかに美しい村はないか…AI時代に向けての問いかけ

例えば蚊取り線香に火をつけ、容器にセットする。適切な場所に置き、危なくないよう時々チェック。こういう事を私の親は私が何才くらいで、任せていただろうか。そう遅くはなかったと記憶している。 私の子供たちの場合は…出来なくはなかったけど、なかなか…

おもしろ同人誌バザール8に出品します。

私の参加ウェブマガジン『MIZUTAMA』は、11月3日(日) 11時〜16時、ベルサール神保町にて、情報系同人誌にフォーカスした『おもしろ同人誌バザール8』に出店します。 参加ブースは「し25・26 」(2階) です。 「情報系同人誌」とは、同人誌のカテゴリ–の中で「…

味を見ること 聞くこと

子供の頃、教育テレビの番組キャラで、みるちゃん、きくちゃん、というのがいたけれど今でもいるのかなあ? 離れて住む子供から、あるメニューの調味料の比率を聞かれました。 比率などは適当で、考えたことはなかったので、「Aを投入ののち味を見て、Bを適…

ネット時代の恩恵

しみじみ感慨にふけることがふたつほどありました。 海外に住む長年の友が、MIZUTAMA公式サイトで公開されている私の宮沢賢治マンガを読んでくれて、丁寧な感想を送ってくれました。海を隔てていても、互いの活動をネットを通してリアルタイムで見ることがで…

雑誌『MIZUTAMA』6号 通販開始

8月25日のコミティアで初出しとなりました『MIZUTAMA第6号』公式サイトで通販開始になりました。おかげ様で、お買い上げいただいた方達にツイッター上などで好意的な呟きをいただいております。 雑誌『MIZUTAMA』にちらっとでもご興味を持たれましたら、公式…

宮沢賢治と保阪嘉内 …漫画 「君はカムパネルラ?」

『MIZUTAMA』第6号の公式サイトで、私の宮沢賢治マンガの第5話「君はカムパネルラ?」が公開されています。24ページ、こちらでお読みいただけます。 今回は、賢治と心友の保阪嘉内のかかわりに焦点を当て、賢治と嘉内の共感と行き違いの背景を追い、それが「…

コミティア129参加…J13a…『MIZUTAMA第6号』表紙

この週末、8月25日( 日 )に、東京ビッグサイト青梅展示棟で開催される、コミティア129に、私の参加している『MIZUTAMA』が参加します。場所はAホールのJ−13aです。 新刊の「MIZUTAMA第6号」が出ます。 私も表紙をはじめとするイラストと、宮沢賢治の漫画、『…

仕事に彩りを!…文具特集『MIZUTAMA』第6号

私の参加しているウェブマガジン『MIZUTAMA』は第6号を迎え、公式サイトでは記事が次々とアップされています。今回は各界で活躍されている女性の記事を紹介いたします。 はじめにシンガーソングライター/ライターの Amika さん。 そして、キッチンスタジオ…

万年筆と紙とインクと…『MIZUTAMA第6号』

参加しているウェブマガジン『MIZUTAMA』第6号が始まりました。今回の特集は「仕事道具と万年筆」です。公式サイトに記事が続々アップされていますが、ここでも紹介していきます。取材、文、は田下愛さん、撮影は土田有紀恵さんです。 はじめに、東京 久が原…

最新号『MIZUTAMA 』6号 始動!

私が参加しているウェブマガジン『MIZUTAMA 』最新号6号が発行されます。 5号に引き続き、文具特集で、今回は仕事に寄り添い鼓舞する文具に焦点を当て、特に万年筆に注目した内容となっています。 ほかにも旅行記や映画コラムなど興味をそそる記事をお届けし…

保阪嘉内を追いかけて

先日、ここのところ取り組んでいた、宮沢賢治と心友 保阪嘉内の関わりを描いた漫画を描きあげ、編集サイドに渡すことができました。 それを終え、北海道の実家に介護帰省するべく飛んで来、中継によく使う札幌近郊のホテルに泊まっているのですが、ここの企…

アゲハよふたたび…ヘンルーダを迎える

注意…あとから幼虫写真出ます。 アゲハが卵を産むミカン科のヘンルーダというハーブを昨年夏枯らしてしまい、アゲハが来なくなった、というブログを以前書きました。 今年の春にヘンルーダの苗をネットで見つけ、反射的に買いました。またアゲハが来るといい…