こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

ネット時代の恩恵

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しみじみ感慨にふけることがふたつほどありました。

 

海外に住む長年の友が、MIZUTAMA公式サイトで公開されている私の宮沢賢治マンガを読んでくれて、丁寧な感想を送ってくれました。海を隔てていても、互いの活動をネットを通してリアルタイムで見ることができる時代なんだと実感します。

 

随分長い間、互いの動向は、年頭に贈り合うカードで知るのが全てでした。あれは、時期を申し合わせて、「せーの」で送るメール、あるいは個人に宛てたブログみたいなものだったかもしれません。

 

もうひとつは、私の、宮沢賢治の小さな話題を集めてコピー本にしていた「賢治とワンニャン」を、きちんとした本にすべく印刷所にデータ入稿し終えたことです。これは、私が生まれて初めて全て自分の手で作る手続きをした記念すべき本になりました。iPadで描き、iPadから入稿し、受け取るまで家にいながら完了です。

 

とにかく、つくる意志があれば、敷居の低い手段がある。人に手渡せる機会も多様にある。そういう世に巡り会った、それは嬉しいことには違いないです。

 

冒頭のイラストは本日の素材遊び。IbisPaint です。しみじみ嬉しい気持ちを出したく、ピンクを基調に。

 

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