こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

彼岸花の過ぎた日々は•••AI様は彼岸花も苦手?

 

彼岸花の季節も遠くにに過ぎ去り、その上もう10月も終わってしまうじゃないですか。遅ればせながら彼岸花を思い起こしています。冒頭の画像は私が写真を撮って少し加工を加えたものです。

 

今年はあまりに暑さが続いて彼岸花も出て良いものかどうか迷っていたもようです。

 

いつもはだいたい一斉ににゅーっと出てぼわんと咲き一斉にだらんと枯れる印象なのだけど、

 

今年はパラパラとけっこう長く見かけたような気がします。

 

彼岸花が過ぎると日が転げるように短くなり、朝夕が冷えて木の葉の色ももくすんで油断するとついアー淋しいなぁとため息漏らしてしまって。

 

でもどこかホッとしている部分もあるようなのです。

 

桜の後の曇りない新緑と惜しみなく押し寄せるエネルギーは心楽しいものですが、

 

そのエネルギーにふさわしい形の行動で乗ってゆかねば、とつい焦ったりもがいたりあげくに落ち込んだりもするので

 

どの季節もプラマイ両面あるということなのでしょう。

 

 

それでは彼岸花をテーマにまたAI様と遊びます。

 

最初、参考画像は入れずにシンプルにキーワードを「彼岸花」にしたところ

どこが彼岸花なんじゃ、というものが出されてきました。AI様、学習不足なのかよく分からないようです。

 

そこで冒頭の画像を参考画像に入れ、「彼岸花、モネ」としてみました。

ん?

モネだけにどうしても睡蓮に寄せたかったようですね。

 

じゃあゴッホならどうなんだ? 

うん、今回はこれが一番気に入りました。

ゴッホの落ち着いた時のようなタッチが見られますし、一面の彼岸花の雰囲気がそれなりに出ている気がします。

 

次は「彼岸花ダヴィンチ」

何がダヴィンチなのか分かりませんが面白くはありますね。

 

彼岸花デ・キリコ

抽象的な感じがキリコっぽいと言いたいのでしょうか。

 

彼岸花、ダリ」とリクエストしたところ、

分からなかったのか疲れたのかAI様十八番のアニメ女子を出してきました。

 

それでは今日はここまでといたしましょう。

 

本格的に蚊の季節•••AI様は蚊が得意?

 

大学生の息子が、私の拵えたAI画像の中で気にいった一枚です。

 

キーワードは「蚊・宇宙船」。

 

SFっぽい雰囲気の中に蚊のイメージが織り合わさっていてなかなかの出来?です。

 

AI様は虫や機械は得意なのかもしれないですね。

 

 

今年は7、8月が暑過ぎて蚊もあまり活動できなかったよう。

 

彼岸が過ぎてここのところ毎日床につくと何処からともなくお馴染みの音とともにやってきます。

 

蚊取り線香を夕方から仕込んでおけばいいのだけれど、夕方になると私の注意力の電池が切れてしまうので、プーンと襲撃を受けてようやくむっくりと起き蚊取り線香を焚くことになります。

 

今日も気がつくとぷくっと痒い膨らみを何ヶ所かにつくってしまいました。

 

こんな屋内に侵入して目的を達しても、その先…卵を産む場所に辿り着くことはほとんどできないでしょう。

 

それでも世界に無数に放出される仲間の幾ばくかは次世代を繋ぐことに成功して、また次の年に忘れず湧いてきます。

 

何でこんな生きものがいるんだろう。この地球はなぜ蚊を必要としたのだろう。

 

とんでもなく古い地層の琥珀に閉じ込められた蚊の化石なんかを見ると、人などまだ出現していない頃から蚊は蚊をしていて、地球にとっては蚊のほうが親しく大事な存在なのかもしれません。

 

人が居なくなっても蚊は残りそうです。

 

さて蚊のイメージのために色々な画家にAIに降臨していただきましたがAI様の反応はいつもより活発な感じでした。

 

これは、「モンドリアン・蚊」。

 

「蚊、デ・キリコ」です。なんとなく感じが出ているかも。

 

「蚊・ウォーホル」です。蚊テイストがそこはかとなく出ている?

 

これは「蚊、パウル・クレー」です。うーん…

 

「蚊、エゴン・シーレ」です。謎な仕上がりになりました。

蚊をネタにAI様と交流するのはなかなか楽しかったです。

 

ちなみに次の画像はAIではなく、私がよくやるお絵描きアプリの中のフリー素材を組み合わせてのイメージ遊びです。蚊の素材は何と一つしかなかった! 需要がないのでしょうか。

良くも悪くも人の発想の範疇ですね。

 

 

 

 

バハマ•ママに郷愁?…千葉の盆踊り

息つく間もない暑さであった8月も遠くなってゆきますが…

 

いまだ暑さが続くせいか私のまぶたの裏にはまだ盆提灯の残像が揺らめいています。今年は何年ぶりかで近所の盆踊りが復活しました。

 

私の住むあたりではなぜか70年代のディスコミュージック、ボニーMというグループの歌った「バハマ・ママ」という曲が盆踊りの定番になっています。この曲妙に鉦と太鼓にも合うんですよね。

 

淡々と炭坑節や東京音頭なども踊られるのですが、バハマ・ママがかかると浴衣の子供も年寄りもちょっとカッコつけた思春期の男子もピッとスイッチが入ってノリはじめます。

 

これぞご当地曲!という突出したものが今一つ乏しい中、東京音頭やきよしのズンドコ節では吸収し切れない情熱を、このバハマ・ママがさらっていくのです。

 

この歌は「バハマママという女には6人も娘がいるが皆独り身だ、最近の男はどうなってるの?6本の美しい薔薇をだれも摘もうとしないなんて。」なんて内容なんですが、こんな意味の英語の曲を真夏の夜、チビ達から年寄りまで提灯の下で踊りまくっているのはなんともシュールな光景です。

 

それでも蒸し暑い空気の夜、毎年息子たちとバハマ・ママを踊っているうちに故郷北海道の濃い血がかなり関東の血に入れ替わったような気がします。

 

北海道の、哀愁漂う子供盆踊りや勇壮で力強い北海盆唄、ソーラン節に対抗する関東の盆踊りは私にとってはバハマ・ママなんですね。

 

このバハマ・ママは都内を含め関東のあちこちで踊られているようです。振り付けも幾つかあるようですが、日舞のおばさまがネットでお手本を踊っているバージョンのがこの辺りで採用されていて私はそれが一番好きです。腰をクネクネさせるところがあるのですが、そこをヤグラの上でお手本を踊るお姉様?達が思い思いに品を付けて動くところが何とも味わい深いのです。

 

台風13号が夏を引き取って行くかと思いきや、予報ではまだ猛暑が続く模様…

 

盆踊りの残響をまとった日々はまだ続きそうです。

 

こちらがボニーMの「バハマ•ママ」です。ドイツで創られたんですね。

 

この動画の振り付けが私の近所のと同じ振り付けみたいです。

 

さて、この後はおまけにマイブームのでAI画像生成です。今回はやはり「盆踊り」でいきます。

 

参考画像をあらかじめ提示するとAI様がそれを下敷きにする、という機能を私は前回学んだので冒頭の画像を入れておきました。

 

そして何も指示しないとなぜかAI様が推奨してくるアニメ少女を避けるべく「アニメ人物なし」を入れました。

え?

NGだと指定したはず、、、前回は人物なしを入れると人物抜きの画像を出してきたのですが…

 

少しずつ言葉を変えて色々試してみたのですがAI様はどうしても盆踊りには可愛いアニメ少女がいなくてはならぬと思い込んでいるようなのです。このあと何回試みてもそういう絵が出て来て、

しかも露出度が段々増してくる…

 

10枚くらい格闘したのちようやく次のような少女なしが出てきました。

これはこれでまた突っ込み所満載ですけどね。

前の画像生成から少し時間が経っていたので学習が進んでもっと利口になっているかと思ったのですが相変わらずのようで少し安心しました。

 

それとももっと賢いアプリはどんどん有料化しているのかもしれませんが…?

 

AI様にはマティスがわからない?•••マティス展を観てAI様と遊ぶ

マティスって良いよね。」

 

特に美術愛好家、というわけでなく普通に絵をみるのも好き、ってくらいの友達が言いました。

 

私はほんと良いよね、と答えながらマティスの良さって改めて言うと何かな、と考えました。

 

色がきれい、物の配置が心地よい、温かみのある抽象化…とあれこれ思いつきますが

 

私が他に感じるのは観る者からの程よい距離感です。

 

グイグイ感情の肌理や自己愛や思想が迫ってくる感じが少ないバランスの良さでしょうか。

 

例えばマティスのカレンダーなら私は使えそうかと思います。エゴン•シーレやムンクのカレンダーは…ちょっと躊躇してしまいます。(エゴン•シーレの風景画にはカレンダー向きもあると思いますが)

 

 

で、このところ癖になっている、印象を受けたことをAI画像生成様と対話してイメージを作ってみることをマティスをネタにやってみることにしました。

 

しかしAI様、ゴッホルノワールでは割とすぐ「らしさ」を出してこれたのですが「マティス、室内、窓」などと指定すると

このようにどうもマティスらしいタッチを知らないのか出せないようなのです。ゴッホなら「ゴッホ、花」くらいの指定であのゴッホらしきうねる筆使いを出してきたのにです。

 

しつこくさらにキーワードをあれこれ捻り出してマティスっぽい絵を引き出そうとしましたが、

もう、つべこべ言わずにアニメ少女でも堪能しなさい、とばかりに以上のような画像を連発してきました。

 

あきらめかけましたが、私は今回いままで気が付かなかったAI様の機能を触っているうちに見つけたのです。

 

それは画像を生成するさいに、参照させたい画像をあらかじめ読み込んでおく機能です。一見わかりにくいのですが。

 

そうか、ここからAI様はさらに学習していくのだなと腑に落ちました。

 

しつこくアニメ少女を提示してくるのもたくさんの人がそれを参照画像として読み込んだからなのですね。

 

そこで私はいかにもマティスらしい、今回のマティス展で入場券にもなった冒頭の絵を参照画像にしてみました。

 

するとどうでしょう、AI様は即座にこんなマティスもどきの画像を出して下さいました。

人が入れたキーワードと参照画像を膨大な学習記憶と入れ混ぜて画像生成する繰り返しが、AI様の経験として積み重なっていくのですね。

 

これはますます面白い遊び相手だなぁという思いとともに、何かモヤモヤする居心地の悪さが湧き出してくるのも感じます。

 

パフェと動物園•••夏至の祭りとAI

日が1番長い時期を記念して、というわけでもないのですが、

 

1人でパフェをゆっくりと食べたいなと思っていました。

 

それと、子供の遠足のような何か目的のない楽しい外出をしたいという願いもありました。

 

何かのついででない、有用なことに紐付いていない1日が欲しかったのです。

 

そういう日をつくるのはけっこうエネルギーが要りますね。日々はあっけなく用事にまみれて過ぎて行きます。

 

それでも何とか捻出しました。動物園に行って、帰りにパフェを食べる、それだけの一日をつくりました。

 

冒頭の画像はその時のマンゴーパフェです。大きくてアイスも生クリームも良質なものがたっぷり。その日のお店の1番のおすすめメニューでした。

 

もう少し小さい、ドリンクとのセットタイプがあって、店員さんが心配して?そちらを勧めて下さったのですが、この日ばかりはとにかくいかにもパフェ、というとびきり大きく祝祭的なものを選びました。

 

すんなり完食です。いやーおいしかったです。

 

友達とワイワイ言いながら食すのも文句なく好きですが、こうパフェと四つに組んで、という機会はなかなかあるようで無く、まことに充実したひとときでした。

 

パフェの前に訪れた久しぶりの上野動物園も天気に恵まれパンダもシロクマも象さんも元気そうでなによりでした。

 

動物たちも良かったですがひときわ印象的だったのが不忍池のハスの葉がそよぐ様子です。

枯れたもの、衰えを連想させる要素がまったくありません。

 

奥の木々の葉に至るまで、したたるような緑をたたえて適度な風にそよぐさまは人でいえば18才前後の輝きでしょうか。

 

夏至のころに上野動物園に来たのはそういえば初めてです。

 

このあたりはもうよく知っていると思い込んでいましたが、こんな表情もあったのですね。

 

そして何か印象を受けるとAIで画像生成してみたくなるのが最近の私なので、「ハス」「マンゴーパフェ」でそれぞれ生成してみました。

!?

またキーワードに「人物なし」を入れるのを忘れたのでこうなりました。入れないとだいたいAI様は漏れなくアニメ少女を付けてくださるのです。「人物なし」を入れて再生成しますと

うーむ…

ハスはハスに見えませんがマンゴーパフェはまあ良いんじゃないでしょうか。

 

それにしてもキーワードに「少女」と入れていないのに問答無用でアニメ少女が付いてくるのはどんなもんでしょうか。いやアニメ少女かわいいんですけどね。アニメ少女と入力したら出すでいいんじゃないかな。それとも漏れなく付けると好評なんでしょうか。まあ良いですけどね。

 

ついでに「動物園」で生成してみると

なんだかシュールなものを作っていただきました。

あ、また「人物なし」を入れ忘れましたがこれは珍しくアニメ少女の詰め合わせはありませんでした。

 

 

漫画家ひるます氏を偲んで•••世間学会に寄せて

6月10日に第48回世間学会が池袋で行われました。

 

私は毎回世間のことをつらつらと考えたエッセイマンガを置かせていただいているのですが、

 

今回は世間学会の会員で5月2日に急逝された漫画家で会社経営者の「ひるます」氏を偲ぶ内容となりました。

妻と成人前の3人の子供たち(小さいほうはまだ小学生)を残し、会社を残し、おそらく仕事の構想を残して、新緑の中突然の病に断ち切られた生を前に、

 

その重いリアルを受け止めきれないまま、集まった仲間の多くはすぐに帰りがたく居酒屋に流れ献杯を交わし故人を偲びました。

 

伊丹堂のコトワリ

伊丹堂のコトワリ

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朝顔との再会

 

昨年育てた朝顔からとれた種、そろそろ植えなくちゃ、どの鉢にしようかとあれこれ思いを巡らしているうちに、朝顔の一手のほうが上手でした。

 

昨年捨てた土や他のものが植えてある鉢にこぼれたらしき種がさっさと発芽して、双葉から可愛い本葉が顔を出していました。

 

植える手間が省けたわい、と去年の鉢を取り出しそこに植え替えました。

 

この本葉のかたち、昨年5月に萌え出してから12月に枯れるまで朝顔の絵巻を展開し続けた大元のフレーズです。帰ってきたよ、と歌っているようです。

 

あの小さい種の中にどうやってこんな確固とした意志のような勢いが詰まっていたのでしょうか。

 

こんなことをぼーっと考えて突っ立っているといつの間にかヤブ蚊に刺されまくってしまうのも春の風物詩ですね。

 

 

さて、最近の恒例、AI様の画像生成です。普通に「朝顔 鉢植え」とキーワードを入れてみます。

…え?

 

朝顔じゃないんですけど。鉢植えが余計なのかなと思い「朝顔」だけで生成してみると

??

何なんでしょう。朝顔という名前のキャラクターなんでしょうか。このアプリは入れた語句が英語に変換されて生成するようなんですが、どうやら朝顔という言葉が認識できないようです。

 

なんとなくですが、AI様は分からない時とりあえずアニメ少女を出してとぼける?ような気がします。

 

気を取り直して英語で a morning glory と入れてみました。

何か変な気もしますがまあいい事にします。

 

raspberrychoco.hatenablog.com