こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

訪問者の開花

 

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いつのまにか我が家の庭に咲くようになった紫の花。このところ日光が豊富になったせいなのか、こんな真冬にも咲きました。ありがたいことです。

 

うちと隣りの家は低いフェンスで仕切られているだけなので、以前にもお隣の苔がうちの花壇にも生えるようになったことがありました。

 

案外具合良く位置取られたのでそのまま温存しているのです。

 

この紫の花も、植えた記憶のない、雑草ではなさそうな葉っぱが広がってきたなあ、と思ってお隣の花壇をチラ見したら、どう見てもお隣のグランドカバーに植えられているものと同じです。

 

潜って根っこを伸ばしてきたのか、蔓を伸ばしたか種が飛んできたのかわかりませんが、なかなか綺麗な花を付けるのでこれも温存です。

 

調べるとツルニチニチソウという名前。さすがニチニチソウの仲間、たいへんな生命力です。降参です。

ミッフィーの衝動買い・・・はるかなるナインチェ

 

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最近はコロナ禍の事情の中、買い物も必要なものを週末まとめて、決まった店でさっさと済ますことが多いのです。

 

あちこちぶらぶらしているうちに、偶然の出会いでテンション上がるままに何かを買ってしまう、なんてことは随分ご無沙汰しています。

 

先日どうしてもの用事で出かけた先で出くわしたミッフィーのイベント、

 

あかるい色調のディスプレイにひきよせられました。

 

いちめんの菜の花畑が眼の前に広がったような。これから楽しい予定がいろいろ待っているような・・・

 

その雰囲気に乗って、あまりにかわいかったので買ってしまった小皿。

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正油を入れるとこんなふうにミッフィーが浮き出るんです!

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イベントのスペース一杯に、お部屋中ミッフィーだらけにできるくらい、あらゆる種類のグッズがありました。ミッフィーはほんとに日本人に愛されているキャラクターですね。

 

ふりかえって数年前、ミッフィーを産んだ作者ブルーナ氏の地、オランダのユトレヒトを訪れたことを思い起こします。

 

ミッフィーは本来「ナインチェ」という名前で、ミッフィーとは英語の呼び方なんだとその時知りました。

 

現地のナインチェは日本のミッフィーと比べると、どこか慎ましい存在で、あくまでも子供のためのキャラクター、という扱いに私には見えました。

 

ミッフィーにちなんだお菓子で知られる、ブルーナ氏の愛したお菓子屋さん『テオ・ブロム』でも、

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ミッフィーばかり目立つような様子ではなく、多彩なお菓子の中にミッフィーのものもあると

いう印象を受けました。

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お土産に手頃なミッフィーのクッキー缶、普通サイズと大きめサイズが積まれています。

 

普通サイズを連れてきましたが、5面それぞれに、ブランコ、滑り台、シーソーなど公園で遊ぶミッフィーが付いています。デザインは大人しく、まじめな感じを受けます。お菓子を買いに来た人が、子供のために買っていくんだろうな、と思いました。

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色違いの缶がいろいろあるわけでもなく、駅や空港で売っているわけでもないようです。(私の見た限りでは)

 

インチェの分身、ミッフィーは日本で八面六臂の大活躍、家計簿やら正油皿にまでなっています。ナインチェ本体が眠っている間の夢なのかもしれません。

寒中に芽生えるもの

※ 最後のほうにアゲハのサナギの画像ありま す。苦手な方はご注意願います。

 

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今は一年で一番、きゅっと寒いとき。この時期は嫌いじゃないです。

 

何か、ぬるい気温の季節にはなかなか取り組めない、堅い本を攻略できるような気になるのです。

 

あわあわしているうちに過ぎてしまうのも毎度のことなんですが。。。

 

花壇では水仙の芽が顔を出しています。この寒いのにわざわざ出てくるのは、いずれ咲くのにちょうど良い気温になるのが分かっているのでしょうか。大変な信頼ですね。

 

そして虫かごには越冬中のアゲハのサナギが3体あります。春に飛び立ってゆく…はずです。

 

昨年も越冬サナギが羽化するのを楽しみにしていましたが、皆寄生虫にやられており羽ばたく姿を見ることがかないませんでした。

 

コロナのこともある中、とても残念に思いましたね。

 

彼らが喜びのかたまりのように、虫かごを真上に飛び出し、屋根を飛び越えていくのを見送れるよう願っています。

 

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新しい年…まだ居る!……不要不急4コマ

 

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師走の後半から年頭にかけての慌ただしさったらないです。おそらく、いついつまでにあれを、ここまでにそれを、という案件がどうしても押せ押せで連なってしまうからでしょう。 

 

年頭初感をマンガにしてみました。今年は丑年とのことですがアマビエ年といえるくらいアマビエが象徴的なキャラクターになっていますね。

 

アマビエ様は海の神さまのようですから、本来のお住まいは竜宮城のような所ではないかと私は想像します。

 

アマビエ様としてはさっさと竜宮城に帰って、のんびり娑婆の様子を見守りたい心境かもしれません。

 

けれど目下のところ、帰る時期の目処が立たないので悶々としておられるのではないでしょうか。

映画『どこかに美しい村はないか』…観てきました

 

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12月6日、人形町での上映を観てきました。

 

岩手県遠野市で、田んぼやりんご畠などで全身を使って自然と対話しながら働く人々、彼らの営みがそのまま鮮やかな四季の絵巻物として展開していく、

 

映像と音をゆったりと浴びるひとときになりました。

 

この映画は、私の参加ウェブマガジン『MIZUTAMA』の代表、田下啓子さんがプロデュースされました。

 

田下さんと監督の能勢広氏が、YouTubeでこの映画について語っていらっしゃいます。

 

映画の予告編です。

youtu.be

 

今後も広島や兵庫での上映が決まっているようです。公式サイトで今後の予定などを見ることができます。

ナスとレタスと日々草…思った形とは違うけれど

 

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けっこう気合を入れて植えたナス、一見おいしそうに実ったけれど、最初に収穫したものが、すが入ってパサパサだったので後からのは何となく収穫されないまま庭の飾りになっています。 

 

一方、すぐダメになるだろうとあまり期待されずに植えた何かレタスの一種、ずいぶん長く次々と葉っぱをつけて、毎回サラダを濃い緑で彩ってくれています。

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そして夏から秋へと休まず咲いてくれた日々草もいよいよ交代。ビオラなどと植え替えています。

 

ところが小さい花のタイプの一種類が、盛りの頃の4分の1くらいのポチポチな花をまだ付けて、葉っぱも地面にはうように広がり、元気のないなりに姿を保っています。

 

水をやるたびに、抜くか、まだこのかわいい花を温存しようか、迷うのです。

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はじめてであったおいしさ……フルーツほおずき

 

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新しいおいしさに出くわして驚いたことは最近なかったように思います。

 

もちろん、何かを食して予想外においしかったり、まずかったりはありますが。想定から大きく飛び出すようなことはなかったです。

 

最近私の食べ物の出会いの幅がそう広くないからかもしれません。

 

そんな中、ほおずきをいただきました。「これは、フルーツほおずきといって食用なんですよ。」

 

食べられるほおずきがあるのは知りませんでした。

 

一般的なほおずきを口に含んだことはありますが、( うまく鳴らすことはできません)どんな味だったか、よく思い出せません。

 

でも色や雰囲気から、柿の味の薄まったようなシンプルな味を予想して、そのフルーツほおずきを噛み締めたところ、

 

「えっ、こう来る?」

意外な華やかさが口に広がりました。

 

何だろう、数種類のトロピカルな果物の味が連想されるのだけれど。

 

しみじみその面白いギャップを味わったひとときでした。