こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

留袖ものがたり•••第49回『日本世間学会』に寄せて

私は『世間学会』という集まりに参加しております。

 

『世間学会』では世の中の色々な事柄を「世間

」という切り口で考え、話し合います。

 

故・阿部謹也先生の提唱された『世間学』がベースになっています。

 

学会なので研究発表が中心ですが、私は毎回世間マンガを会場に置かせていただいています。

 

今回、11月18日(土)に池袋で行われた学会では、私は、結婚式で新郎新婦の母親がよく着る黒留袖を話題に描いてみました。

研究発表では、

コロナ禍中での同調圧力と世間について丁寧なインタビュー調査をもとに分析された発表や、

70年代と80年代の日本での転職に対する意識の大きな変化の背景にあったものとそれに伴う世間の変化について、

そして日本人の裸体観が幕末から明治にかけて変化し、世間を変化させたことについて、

 

と三つの発表があり、とかく普段ボーとしがちな私の頭脳に様々な角度から刺激をいただきました。

 

 

さてここからは余談ですが、私の使用している画像生成AIが「留袖」というものをどの程度把握しているのか興味がわいて試してみました。

 

シンプルに「黒留袖、母親、結婚式」というキーワードで生成してみますと、

はい、AI様全くわかっていらっしゃらないようですね。

 

やはりまだあまり「留袖」を学習させる人もいないのかと思い、参考画像に一般的な黒留袖のモデルさんの画像を読ませて、再び試みます。

ん〜

だいぶ近づきましたが結婚式というワードに引きずられているのか混乱があるようですね。

そこで「黒留袖、母親」のみでいってみますと、

かなり寄せてきましたがメガネと背景の本棚が謎ですね。

 

それでは今日はここまでです。