子供が小学生くらいの頃、毎年5月に一回、息子たちを連れて市の公園でBBQをしていました。彼らに火を扱う経験をしてほしかったのです。
やがて中学、高校と進み、彼らの休日に親との予定が優先されることは無くなっていきました。まあ当たり前ですね。5月のBBQ は、夫婦のみでちんまり、炭火で美味しく色々なものを食す日、として毎年継続していました。
そして今年です。新型コロナにより公園のBBQ 会場は閉鎖となり、夫婦の恒例行事は、とりあえずホットプレートの焼肉を家で、ということになりました。
そこに、友達や同僚との予定が全滅してしまった、とっくに成人済みの息子たちが、親の用意する肉を狙って合流してきたのです。
ひげ面の息子たちとホットプレートを囲みながら、何と珍しいこと、コロナのことがなければこんな風景は滅多に見られるもんじゃないね、と、記念の写真を撮ったのでした。