岩手のIさんからぶどうが3種類送られてきました。
シャインマスカットと名前のわからない黒ぶどう、そして黄玉です。
嬉しいので食す前に撮影。
Iさんは定年退職後、野菜や果物を本格的に栽培されており、プロ級の腕前です。
食べての評価も、通りいっぺんの褒め言葉ではなく、正直な厳しい感想を望んでおられます。
ですので、ひと種類ずつしっかり味わい、そのぶどう世界を言葉でどう表現しようか思いを巡らします。
とはいえ、美味しいとついぽんぽん口に放り込んでしまい、残り少なくなってからハッと慌てたりするのですが。
かたやこの時期はスーパーでもぶどうが花ざかり。とりわけシャインマスカットは派手さもお値段も抜きん出ています。
内側から蛍光しているみたいなエメラルドグリーンに惹かれて毎年1、2回は買ってしまいます。
その、スーパーで求めたシャインマスカットと、Iさんにいただいたぶどう達を一緒に盛って記念撮影しました。
角度を変えて撮ったこちらはそれぞれがわかりやすいです。右の色の濃いふた粒がスーパーのシャインマスカット。左のふた粒がIさんのシャインマスカット。中央のが名無しの黒ぶどう、左奥の小さいのが黄玉。
正直見た目はスーパーのシャインマスカットがピカピカプリプリしていてぱっと目が行きますね。写真ではちょっとその感じが伝わりにくいかもですが。
家族皆で利き酒ならぬ利きぶどうをしたところ、大体一致した感想はといいますと、
スーパーのはみずみずしく甘いけど、味が単調。
Iさんのシャインマスカットは、見た目は一回り地味だけど、味に幅があって、食べ応えがある。
Iさん作の他の2種類も酸味、甘味、渋みなどバランスよく感じられて味わい深い。
ぱっと見が地味でもこういう微妙な個性と深いコクのあるぶどうをお店で求められたらなあ、と思います。
産地では都市部ではなかなか手に入らない種類の果物が地場コーナーなどにずらりと並ぶのでしょうね。
スーパーやデパ地下、時間に追われた食事という舞台には、どうしてもぱあっと整った見た目、ぱあっと甘くてみずみずしい、というのが求められてしまうのかもしれません。