この絵はロジャー・ダルトリー。ブリティッシュロックバンド、THEWHOのボーカルを描いたものです。大分前のもので下絵はまだアナログかな?
お正月に、以前録画してあったアニメ 『聲の形』を観たら、オープニングの曲が『My generation 』でびっくり! なんてTHE WHOづいた年末年始なの?
そう思ったのは、昨年末のコミックマーケットで、THE WHOの本が出ていたので見に行ったからです。もう半月以上前のことになったんですね。新年の様々なことが過ぎて、やっと年末あたりのことを反芻しているんです。
THE WHOのメンバーの中で、私の若かりし頃の記憶ではロジャーは、圧倒的な作曲力のピート、地熱を吹き上げるようなドラムのムーニー、リード・ベースといわれた、自由に唸るベースのジョンに比べて、才気が劣るように言われがちでした。同時期の他のバンドのボーカルと比べても低められた言い方をよくされていたと思います。
でも、私は理由はうまく言語化できなかったけど、なんとなくロジャーはいいなあ、と思っていました。
2008年の来日で、さいたまアリーナではじめてロジャーを生で目にして、その光の柱のような立ち姿、存在感に驚きました。そしてかつていいなあと思っていた理由が、それなりに年を重ねて語彙を増やした私の脳裏に浮かんだのです。
THE WHOの音楽を地上に繋ぎとめていたのはロジャーだったのだなあ、求道者であろうとするピートや、暴走して弾け飛びそうなリズム隊を抱えて、ひとつの質感にまとめていたのは彼だったのではないか。
無理矢理カラマーゾフの兄弟にたとえると、長男ドミートリーのような力強さを持っているといいますか。ピートはアリョーシャかな? ジョンはイワン、ムーニーはまさかのフョードル⁉︎
…というのは冗談ですが。
『聲の形』のオープニングに使われた、『My generation』です。
THE WHO の演奏はこちら。古くて音がイマイチだけどこの頃はムーニーが元気です。
https://m.youtube.com/watch?v=lJW_2wLt704
自分のサークル参加も大いに楽しみました。
雑誌『MIZUTAMA5号』に賢治漫画を掲載し、私個人の、賢治小ネタ集コピー本も出すことができました。思ったよりも多くの方に手に取っていただいて嬉しかったです。
お礼が遅くなりましたが、『MIZUTAMA』のスペースにいらしてくださった皆様ありがとうございました!
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