何そんなに喋ることがあるの?
ってぐらいに以前は学校帰りに立ち話をしている中高生を見たものですが、
コロナ禍の中、おそらく学校や家族から、寄り道や友達と用もないのにたむろするなど諫められているでしょうから、学生のそんな姿はゲームの中でしかみられません。
このイラストの2人、メルセデスとアネットは、ファイアーエムブレムというゲームシリーズの、『風花雪月』という中に出てくる少女で、学校の同窓生で、親友という設定です。
そんな女子たちが帰宅路でつるむ姿を現実でめっきり見なくなった、という事と、去年に続き今年も紫陽花寺に行ってないな、ということ、そして庭のアゲハの幼虫、たくさん育っていて、成長を楽しみにしていたのに鳥に一網打尽にされた、というがっかり感と、私の個人的な3つのロスを込めて描いてみました。
このゲームシリーズは大昔『烈火の剣』というのを、まだ幼い子供達が「やらして、やらして!」とまつわるのをかわしながら遊んで以来久しぶりに取り組みました。
私がゲームをする時間を取れなくなっていくのを尻目に、子供達は『烈火の剣』以降のファイアーエムブレムを制覇し続けました。
年月を経てコロナ疲れの私に、成人した子供が勧めてくれたのが『風花雪月』です。
久々に参戦した本格的なゲーム、技術の進歩に驚くばかりです。
人物の動きのなめらかなこと、呼吸の動きまで自然です。それぞれのキャラクターらしい魅力的な動き、仕草が研究されていて、カッコいいなあ、かわいいなあ、と画面に向かって呟くことしきりです。
キャラクターの背景や関係性が作り込んであり、つい思い入れが深くなってしまいます。
そんな風にキャラクターを楽しみつつも、「正義というものは相対的である」などの重いテーマが並行してのしかかってくるので、所々思わず、うーんと考え込んでしまうことが多々あり、
コロナ疲れが癒やされるかどうかはむずかしいところです。楽しんでいますけどね。