昨年の夏ごろからだったかな…? 花壇の一隅にニラみたいにビョーンと伸び、伸びたあげくカッコ悪く垂れ下がった葉の一群がありました。
これ何だったっけ?
たしか以前このあたりにスノードロップを植えていた記憶があるけれど、こんな葉っぱだったっけなあ。
そんなふうに気持ちの隅にありながらなんとなくそのまま日々がバタバタとすぎていき…
晩秋にガーデンシクラメンを植えるため、枯れかけた葉の残骸を抜いたところ、けっこう生きの良さげな球根が複数付いており、とりあえずフリージアの脇の空きスペースに埋めてみました。
そうしたら年明けて初春、つくしのようにツーと伸びて小さなぶどうのような花を付け、正体が知れました。
そうです、一つ前の冬に、青っぽい花も欲しい、とムスカリを植えていたのでした。花が終わったあと、コロナ騒動と重なったこともありすっかり存在を忘れてしまっていたのです。
ムスカリへの申し訳なさで一杯になりましたが、ムスカリは人の思惑など頓着せず粛々とたくさんの葉を伸ばしています。
来年はもっとたくさんのムスカリを見ることになるかもしれません。
春も本番、パンジーもとにかくとにかく咲いてくれています。