以下昆虫を含んだ話題です。加工ありですが虫画像出ます。お嫌いな方はご注意下さい。
我が家にはミカン科のハーブ、ヘンルーダがあり、アゲハが卵を産んでいく。鳥が端から幼虫を食べてしまうのを少し籠に取り分け、蝶にして放すのが毎年の楽しみになっている。
蝶が、どんなふうに、もう、今、蛹から出て行って大丈夫、今がその時、と感じ、実行するのだろう、とつくづく思う。
人間の赤ん坊が、胎内から出ようとする、母体と、胎児の共同プロセスを始める、その時をどうして知るのだろう。
私自身、自分が母の胎をどのように出たのかわからないし、自分の子供に冗談半分に、あんた何を思って、あの時に出てきたのよ? と聞いても当然、知らんがな、で済まされる。
広大な無意識の法則があって、と簡単に言ってしまえばそういうことなんだろうけど、分からないことが重大なことを決めてゆき、わかることがほんの少しその上に浮かんでいて、
そこからこんなふうにああでもない、こうでもない、と日々過ごしているのだろうか、と、虫を見ながら思ったことです。