「お家に居ましょう。」と大っぴらに推奨されたのって、産前産後を例外として、はじめてかもしれない。
元々、本を読んだり、手仕事をしたりという、家であれこれすることが好きだったし、選んだ「漫画家」という方向も、家に篭りがちになる道筋だと思います。
それが何となく後ろめたいような感じを無意識に抱いていて、一生懸命、人と運動する機会を定期的にもうけたり、美術館やイベントに出かけたり、ちょっと駅前に出てみたりとか、バランスを取るようにしていたようです。
本ばっかり読んでてもダメなんだよ、という子供の時の、周囲の声のすり込みもあったのでしょう。
で、こんなふうに、おこもりを公に認められると、えっ、と一瞬真っ白になったのち、けっこう頑張って天秤を保っていたことに改めて気づきました。
色んな、外でやる事をしなくても良い日が長くできたら、積読のあんなこんな本読みたい、やり切れなかったゲームもしたい…と思っていたのに、こんなチャンス?になかなか集中できない。
気持ちのどこかで、一旦引きこもりはじめたら、どどーっと際限なくお篭り空間を濃くしてしまいそうで、ためらいがあるのかもしれません。
画像はうちのパンジー。
実は虫に食べられてボロボロなところが多くなってしまったのですが、きれいなところを選んでなんとか作成しました。