アマビエ様という疫病から人々を守る神様が伝えられているんですね。この神様は、江戸時代、肥後国( 熊本) に現れて、「疫病の流行ることがあれば、私の姿を描いて人々に見せなさい。」とおっしゃったとか。
いろんな人がそれぞれの絵柄でネット上にアップしているようです。私もかなり遅れて流行りに乗り、水木しげるさんのアマビエを見ながら描いてみました。
テレビも雑誌も新聞もネットもない時代、何かイメージを伝えたい時は、「描いて、直接見せる」ことがすべてなのでしょう。
そんな時代、海のそばに住んでいた漁師兼絵師などが、力ある神様を心に浮かべるとしたら、やはり自分の今まで見たことのある、海で出会ったものたちの記憶を駆使して、願いを込めてイメージしたのでしょうか。