こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

桜とともに羽化

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昨年保護していたアゲハの越冬さなぎ三体のうち2つが、数時間差で羽化して旅立ちました。さなぎになった時も数時間差だったし、どうしてわかるんだろう? 残りひとつは数日違いだったから、もう幾日かで巣立つのでしょうか。

 

この冬かなり低温の日もあったし、どうなんだろう、凍っちゃったんじゃないだろうか、死んじゃったかも、なんて諦め半分でいたから喜びもひとしおです。虫かごから羽ばたき出て、あっという間に屋根まで舞い上がり見えなくなりました。ちゃんと蜜は見つけられるだろうか、まだ寒い夜もあるし、隠れる場所はあるだろうか。

 

虫好きの人の本をいろいろ読むと、つくづく自分の虫好きはあまりレベルの高いものではなく、狩猟本能、保護本能を素朴に発揮している段階のものだなぁと思います。空き地でキリギリスが鳴いているとムラムラしてつかまえる、とか、庭の幼虫が鳥に食べまくられるので、虫かごにぶち込んでおく、というようなことで、間違っても分類、整理して、思考し、法則を見つける、ということには繋がりません。

 

それに虫とはいえ家に侵入してくる奴らは別扱いですから、本物の虫好きとはいえないかもしれないですね。