こころ、てくてく……表現するこころ

漫画家 海山かのんが、表現する人々のことなど、つぶやいたりマンガに描いたりします。

さなぎ越冬するみたい…なかなかアップできなかった画像

9月末に、庭のヘンルーダについていたアゲハの幼虫はさなぎになりました。様子を見ていたところ、どうやら越冬するようです。先だっての台風では、風で飛ばされないように物置きに避難させたり、結構な存在感です。

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本当は、この画像、一つ前の記事に載せようとしたものです。それがなぜかアップできない。ほかの写真は問題ないのになぜ? 結局わかりませんがそういうことがあるようです。検索すると、同じ悩みを見つけることができました。ペイントソフトに一旦読み込んで、改めて保存するとうまいことアップできました。こういうデジタル関係の振り回されには本当に消耗します。

 

左の下のさなぎは、他の2匹より一回り小さい幼虫でしたが、さなぎも一回り小さい造りになりました。蝶々になっても小さめなのでしょうか。来年のお楽しみです。

幼虫保護その後、ふたたび。

8月にアゲハの幼虫を保護したことを書いて、そのまま放り出しておりました。いや、正確には親しい人々と共有しているライン空間で羽化を披露したので、すっかり終わってしまった気分でいたのです。

 

写真を公開した幼虫たちは、8月末に無事羽化を果たして旅立ってゆきました。

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そして9月にまた性懲りもなく3匹保護してしまいました。こちらはどうやら越冬するようです。来春無事成虫になって飛び立てますように。

 

それにしても蛹の中ではものすごい変化というか、組み換えが進行していくわけで、それはこの地球が自然に起こしていることなのですね。何十億年もの試行錯誤の結果が、蛹にはつまっているのですね。

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『おそ松さん』の十四松

私の色鉛筆やクレヨンの箱の中では、いつも真っ先に黄色が短くなる。ラズベリーピンクや水色も好きなことでは負けないけれど、黄色はつい、広く、たくさん使ってしまう。ということは、やっぱり一番好きってことかもしれない。

 

だから、というわけでもないが、最近第2期が始まった『おそ松さん』の6つ子の中では、黄色を割り当てられている十四松に目がいく。

 

幼い無常観に振り回されるのか、表情も動きも無駄に大きい。私の妄想の十四松は、無定形のままの煩悩に突き動かされた末、遊行僧となり、ドラァグクイーンで稼ぎつつ点々とする。彼はどんなプロセスで成熟していくのだろう。幼形成熟だろうか。

 

おじさんになったら、ローリー寺西のようにギター超絶技巧演奏などして回るのか、ドリアン助川のごとく少し腰を落ち着けて、タオの本書いたり、人生相談したりするだろうか。

 

私のつたない妄想も息切れしてきたので、とりあえずここまで。

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宮沢賢治ってどんな人? お仕事2017年9月、そして今までのお仕事

私は、noteのウェブマガジンに参加しております。このたび「MIZUTAMA第2号」にて「宮沢賢治ってどんな人?」という連載漫画を始めました。内容は、神格化されない、人間賢治を描くことをめざす企画です。

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こちらからご覧いただけます。

https://note.mu/burikinomedaru/n/n06d14e6bbe53?magazine_key=mde06a1ebebe1

 

MIZUTAMA公式サイトでは、更新情報がご覧いただけます。

https://mizutama.press/

 

こちらは「アイヌの結婚式」というドキュメンタリーを観た感想を漫画にしたものです。

https://note.mu/burikinomedaru/n/n74e11d30bd43?magazine_key=mde06a1ebebe1

 

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そのほかのお仕事はこちらです。

 

世間学会の学会誌に漫画を載せていただいております。

 

世間の学 2016 VOL.4

世間の学 2016 VOL.4

  • 作者: 坂本正博,加藤薫,新家博,田中真樹,内野博之,安藤潔,新矢昌昭,海山かのん,古森秀夫
  • 出版社/メーカー: 日本世間学会
  • 発売日: 2016/05/20
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

漫画を担当した育児の本です。

「お産を楽しもう!」

 

お産を楽しもう―お産なんでもQ&A

お産を楽しもう―お産なんでもQ&A

 

「赤ンボを楽しもう!」

 

赤ンボを楽しもう―赤ちゃんなんでもQ&A

赤ンボを楽しもう―赤ちゃんなんでもQ&A

 

「コドモを楽しもう!」

 

コドモを楽しもう!―育児なんでもQ&A

コドモを楽しもう!―育児なんでもQ&A

 

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心のオランダ、心の画家

唐突ですが、いまヨーロッパを旅行中です。オランダを中心に、乗り換えの関係でドイツを少し。一週間程度の駆け足旅です。

 

どうしてオランダを選んだの?と聞かれれば、フランス・ハルスという17世紀の画家が好きだから。彼をはじめとしてその周辺の、世俗画を主に手掛けた画家たちに関心があるからです。漫画に通じる何かを感じてもいます。

 

すごいなあ、と敬服する画家、文句のつけようのない、畏れ多い画家、嫌なのに惹き付けられる画家、観たくなる絵にも色々あるけれど、私の心が寄り添いたくなる画家は今のところフランス・ハルスなのです。

 

私の心、と言っていますが、心ってなんでしょうか?改めて考えると言葉に詰まってしまいます。

 

思考と感情と身体が協力して結んだ何か、その肌ざわりのような何か? これからぼちぼちと考えてゆきたいと思います。このブログのタイトルにもなっていますし。

 

実際にオランダに来てみて、まず感じたのは、何となくしっくりとする、ということです。オランダの画家に、何となく好きな人多いなあ、と思っていましたが何が関係しているのでしょう。これも考えてみたいテーマですね。

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アゲハとヘンルーダ

ラナンキュラスの花が終わってしばらく放置、残った茎葉を花壇に植え替えました。それはすくすく伸びて、ラナンキュラスとは似ても似つかぬいかにも雑草然とした黄色な花をつけたのです。そう、ラナンキュラスはいつの間にか枯れ果てていて、雑草と入れ替わっていたというわけ。しまった、騙された 、と抜こうとしたら、アゲハの幼虫がポツポツといるではないですか。それ以来うちの花壇の主役になって数年経ちました。

 

その幼虫を虫かごに2匹保護したのをきっかけに、色々アゲハの幼虫について調べたら、うちの雑草とそっくりな植物が引っかかってきた。雑草さんは 、お金を出して買うような 、ヘンルーダという立派な名前を持つハーブだったのです。買った覚えはないのでどこからか種が飛んできたんでしょうね。

 

ヘンルーダは地中海原産で乾燥に強いが寒さにはやや弱いそうです。古くから 薬草として用いられていたとのこと。まったく気遣いせずほったらかしだったんだけど、よく枯れなかったもんだ。だって、雑草だと思ってたし。匂いも強くて、さすが雑草だなあなんて感心したり。思い込みとはおそろしいものです。f:id:raspberrychoco:20170817000052j:image

 

 

 

幼虫保護

うちの花壇に毎年アゲハが卵を産むことは数日前にも書きました。卵は時がくれば幼虫になり、脱皮を繰り返して成長します。

 

黒いゴミみたいな皮を脱ぐと、急激にふっくらと成長していき、ああ、サナギになるの楽しみだな、と思ったあたりで、真上にある電線に止まっている鳥たちにあっさりやられてしまう。鳥も食べごろを知っているのでしょう。

 

毎年、まあこれはこういうもんだ、子供の時みたいに飼う元気もないし、とあきらめていたのだけど、あまりに毎年こうなので勿体無いにもほどがある、と思ったのか夫がホームセンターで虫かごを求めてきた。とりあえず2匹保護したもようだけど、世話係は誰になるのだろう?f:id:raspberrychoco:20170814102702j:image